犬のクン活について解説!飼い主が気を付けるべきこととは?

Ray

こんにちはー!Ray@VivienneHuskyです。

散歩中の犬が一生懸命ニオイを嗅ぐ「クン活」(くんくん活動)は犬にとっては必要な行為です。

しかし、おしっこやうんちなど汚いモノに近づかせるのに抵抗がある方は少なくないでしょう。

そこで、犬にとっての「クン活」の目的や飼い主が気を付けるべきことを解説していきます。

記事を読むメリット

愛犬にストレスなく、安全にクン活させる知識が学べます

クン活の目的

人形のニオイを確認するハスキー犬

クン活とは、犬がニオイから情報を収集する目的で行われます。

自分はどんな場所にいて、そこにはどんな生物(犬や人間など)がいたのか知るために、くんくんニオイを嗅ぎ回ります。

犬の嗅覚は人間の数百倍から特定のニオイであれば1億倍ともいわれ、「警察犬」や「麻薬探知犬」はニオイを嗅ぎ分けることで活躍しています。

嗅覚に優れている犬だからこそ、ニオイを嗅いで情報をとろうとする、これがクン活の目的です。

犬はニオイから想像より多くの情報をとる

犬にとっては、優れた嗅覚でニオイを嗅ぐことであらゆる情報を得ています。

犬のおしっこ(マーキング跡)からは色んな情報が詰め込まれているため、じっくりとクン活を行います。

犬の尿から分かる情報
  • 年齢
  • 性別
  • 体格
  • 活動範囲
  • 発情の有無
  • 病気の有無

健康診断くらいの情報量がある!?

Ray

犬同士ニオイを嗅ぎ合う様子は、「名刺交換」言われたりします

「顔」や「お尻」は相手の情報が採れるニオイポイント。

犬同士が挨拶したくなるのは、情報をとりたい欲求からです。

クン活でストレスがかかる犬と飼い主

クン活は情報をとる上で重要なことは理解していますが、飼い主としては汚い所に愛犬を近づけたくはないですよね。

他の犬がマーキングした所に鼻を付けたり、舐めたりする光景を見たら、リードを引いて止めていませんか?

Ray

私はリードを引いて近づけ過ぎないようにします

「クン活を止める」ことは、犬にとってストレスになります。

飼い主側からすれば、見知らぬ犬の尿で愛犬が汚れるのがストレスなのですが……

犬にとってはクン活できないことがストレス

昔は生き残るために、ニオイを嗅いで情報をとろうとしていました。

情報が大切な理由
  • 自分の行動範囲(縄張り)に敵がいないか確認するため
  • 子孫を残すパートナー探しのため

つまり、生きるために必要だったクン活をやめさせる行為は

情報がとれない=生き残れない ということで、犬にとってはストレスになります。

犬にとってクン活は色んな情報や刺激を受けることになるので、脳が活性化します。クン活は犬の好奇心を満たしたり、老化防止にも役立つため、非常に大切な行為と言えます。

飼い主が気を付けるべきこと

愛犬にクン活させるうえで、飼い主が気を付けるべきことがあります。

注意すべき点

細菌や寄生虫に感染する危険がある

犬の尿や糞には、細菌や寄生虫が含まれています。クン活の際に、鼻や舌に付着した細菌や寄生虫を口から体内に取り込んで感染してしまう場合があるので注意が必要です。

愛犬が体調を崩すだけではなく、人に感染する場合もあります。そもそも、尿や糞便を舐めた愛犬とスキンシップはしたくないですよね。

そのためには、尿や糞便に接触させない、近づけ過ぎないようにしてあげましょう。

こんな場面を見かけたら要注意

尿の跡や糞便がなくても注意しなければなりません。

何もない場所でも、ずっとクン活をしている場合はその場所から離した方がいいです。

特に注意すべき場面
  • 「排尿&糞便跡地」で細菌や寄生虫などがいる可能性がある
  • 「生理中(ヒート中)のおしっこ跡」を舐めようとしている

排尿跡や糞便跡地では、細菌や寄生虫が繁殖している可能性があります。気づきにくいため、何もない同じ場所を嗅ぎ続けている場合は注意しましょう。

ヒート中の尿にはフェロモンが含まれているためオス犬がひきつけられ、舐めようとします。細菌に感染するリスクもあるため、気を付けて下さい。

クン活の対策

ここまで読んでいただいて、クン活をさせてあげたいけど、させたくないと思った方は多いと思います。

Ray

感染症リスクを減らす方法もあります

クン活を少なくする対策
  • 犬猫があまりいない場所で散歩する
  • クン活する時間を少なくする
  • クン活させる時は距離をとる

犬や猫などの生物が散歩をしないような場所を散歩させる方法があります。尿や糞便が無い場所であれば、クン活での感染症リスクは小さくなります。

また、クン活する際には距離をとり、時間を短くすることで感染リスクを低減できます。どのくらい距離・時間にするかは、愛犬の様子を伺いながら行うとよいでしょう。

まとめ

犬の習性であり、情報収集のため重要だった「クン活」

好奇心が満たされることでストレス解消できたり、脳への良い刺激になることからクン活はやらせてあげた方がいいです。

デメリットとして、感染症のリスクもあることから、注意してクン活させてあげる必要があります。

犬の本能であるクン活と上手に向き合っていきたいですね!

以上、Ray@VivienneHuskyでした。

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