我が家のシベリアンハスキーヴィヴィアンもこの夏に9歳を迎え、私たちも日々の体調管理の重要性を痛感しています。そこで、我が家で実際に行っている大型犬の体調管理についてご紹介いたします。
食事
1日2回の食事では、与えるものの品質にはもちろんこだわっていますが、それ以外にもチェックしているポイントがあります。
それは、食欲。
体調が悪いと、内科的な疾患の時はもちろん、外科的な疾患の時でも、食欲が落ちます。
現に昨年、頸椎ヘルニアの疑いでしばらく通院・服薬しましたが、その時も、足をつかずに痛そうにする素振りと、急な食欲の減退をみて、慌てて病院を受診した経緯があります。また先一昨年、精巣炎になった時も、食欲の減退から異変に気がつきました。
普段何気なく目にしている愛犬の食事風景ですが、よく観察し、食欲の低下に気がついたら、何かおかしいと察知できたら良いと思います。
排泄物
全ての排泄物を隈無く観察する必要はないかと思いますが、散歩中に排泄した際など、尿の色や量、便の色・硬さ・量などを確認することは重要と感じています。
便がいつもより緩かったら、前日前々日の食事など振り返ってみますし、便に粘液が混じっている場合などは、それ以外に異常がないかチェックしています。
歯
人間でも近年、口腔環境と病気との関連が様々研究されている印象を受けますが、犬でも基本は同じと考えています。
歯周病など口腔環境の悪化は、歯の喪失に繋がります。歯の喪失により咀嚼力が低下すると、全身へ影響してくることが近年の研究で明らかになりました。
また、歯周病菌をはじめとした口腔内細菌の全身への影響も認められています。歯周病罹患が重篤な心血管疾患につながる例は有名ですよね。
我が家では、歯磨きガムの導入に加え、ブラッシングも実施しています。歯磨きガムでは、奥歯などの側面がきれいになっているように感じます。
それ以外、犬歯など、ガムではきれいになっていない箇所を中心に、ブラッシングをしています。歯ブラシについて、以前は犬用のものを使用していましたが、小型犬を想定した商品なのか、磨ける面が少なく、なかなかうまく行きませんでした。
そこで最近は、私たち夫婦と同じ エビス のプレミアムケア歯ブラシを愛用中です。夫婦と同じものを使用することで、以前ほど嫌がらなくなったように思います。
ちなみに、歯磨きペーストについては犬専用のものを動物病院から購入しています。
人間ように用いられるキシリトールやその他成分は、犬には禁忌です!共有しないよう注意が必要です。
スキンシップ
日々のブラッシング(ここでは体毛の)に加え、体を触ってチェックすることも重要です。
ブラッシングでは、抜け毛の量や皮脂量などに注目します。
抜けた毛に大量の皮脂がついている場合には、皮膚疾患の可能性があります。皮膚の出来物や傷なども、ブラッシング中に発見することが多いです。
また、四肢や体感、頭など、なでなでする機会も体調のチェックに欠かせません。
最近我が家では、体にできたしこりに敏感です。1年ほど前に、左腋窩にしこりを発見しました。数ヶ月前には左腰に、直近では右腰にしこりを認めています。しこりに気がついたら、早めに受診するようにしています。
左腋窩のしこりは、細胞診により脂肪腫の診断。肥大しなければ特に気にしなくても良いとのことでした。左腰のものも、細胞診の結果、脂肪腫でした。右腰のしこりも、形状が他と同様のため、脂肪腫だと予想していますが、念のため近日中に細胞診してもらう予定です。
まとめ
我が家の愛犬の体調管理について紹介してきましたが、犬も人間も一緒で早期発見・早期治療が大切になりますよね。愛犬が普段とは違った行動をとったのであれば、それはSOSのサインかもしれません。見落とさないように、愛情込めて健康管理に努めていきたいですね。
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