【犬のトイレ事情】外でのみトイレをするシベリアンハスキー

あなたの愛犬はどこでトイレをしますか?我が家の愛犬は室内では一切トイレをせず、室外でのみトイレをします。このように室外でのみ排泄をする犬は一定数いるのですが、それについてメリットやデメリットをおさえつつ、私たち夫婦の考えを記事にしていこうと思います。

犬のトイレ事情

室外から室内へ変わってきた犬のトイレ

最近では共働き世帯などの増加により室内でトイレを済ませる犬が多くなってきました。以前は犬は外で飼うものだったので外でトイレをする事が当たり前でした。今となっては室内犬の増加と生活環境などで犬も当たり前のように室内でトイレをするようになったと思います。

犬のトイレ事情

犬のトイレ事情は様々。分類すると以下のようになります。

  • 室外のみ
  • 室外が多い(室内でも可能)
  • 室外・室内ともに可能
  • 室内が多い(室外でも可能)
  • 室内のみ

室外でのみトイレをする犬の割合は3割程度という結果もあります。意外と多いと感じた方もいると思いますが、私の犬友達たちにも散歩の時のみトイレをする、という犬は少なくありません。

逆に室内のみでしかトイレができない犬も数%の割合でいます。外にいる時は排泄を我慢していて、おしっこなどを外でしてしまうと漏らしてしまったかのように振舞うそうです。

本当にトイレ事情はそれぞれのようです。

室外でのみトイレをする犬種

室外でのみトイレをすることが多い犬種も分かっています。

  • 原始的な犬・スピッツ:日本犬を含む、スピッツ(尖ったの意)系の犬
  • ポインター・セターを除く鳥猟犬:レトリーバーやスパニエルなど

原始的な犬・スピッツには秋田犬や柴犬、シベリアンハスキーなどが入ります。

これらの犬種に限ったことではありませんが、自宅(自分の巣)での排泄をしたがりません。散歩などでトイレを済ませてしまい、室内で排泄しないようにすることが多いようです。

トイレをする場所は犬の本能的なところもあるため、無理のない範囲で室内と室外を使い分けるのが良いと思います。

犬のトイレを外だけですることのメリット・デメリット

メリット

  • 室内を清潔に保つことができる(おしっこが飛び散らず、臭いがない)
  • ペットシーツ代がかからない・節約できる
  • 犬の居場所が広くなる
  • 室内でのトイレトレーニングの必要がない
  • 犬の習性にあったトイレ習慣

メリットは、室内が清潔に保ちやすいこと。ペットシーツもトイレの度に交換する必要もなく、おしっこなどがはみ出すなども起こりません。臭いなども発生しませんから、お客様が来ても不快感を与えにくいです。飼主も室内での掃除の手間がないため楽です。

自身の室内(巣)では排泄せずに自身の縄張りに排泄させることは、犬の習性にもあっています。

デメリット

  • 悪天候でも室外に愛犬を出さなくてはならない
  • お腹が緩い時が大変
  • 犬だけの留守番中にトイレに連れて行けない
  • 老後のトイレの心配

どんなに悪天候でも室外に愛犬を連れて行かなければトイレをすることはできません。台風の日でも、雷の日でもです。散歩などのトイレをする時間に悪天候があたってしまうと、トイレをする時間も減ってしまい、愛犬にストレスや膀胱炎のリスクになるかもしれません。

お腹が緩い日は大変です。悪天候でも深夜でも関係なく、愛犬を外に連れ出しトイレをさせてあげるまで室内に戻れません。

犬だけの留守番中にトイレをしたくなってもできるようにペットシーツを引いておきましたが、基本的に我慢しています。緊急事態の時にはシーツの上にしていますが、申し訳なさそうにしています。

今は良くても足腰が弱ってしまった老犬をトイレに連れて行くために、外に行かなければならないデメリットもあります。身体を抱えてトイレに連れて行くことも考えておかなければならないでしょう。

【実例】外でしかトイレをしなくなった犬

トイレが室外だけになった犬

私たちの愛犬のシベリアンハスキー、ヴィヴィアンのお話です。

実家で暮らしている時のヴィヴィアンは室内と室外の両方でトイレをしていました。ハスキーが合計5匹いる実家では両方できていたのです。

しかし、私たち夫婦とヴィヴィアンの3名でアパートを借りて暮らし始めると、トイレを室内ですることはなくなりました。それは現在の自宅でも同様で室内では一切せずに、庭のドッグランと散歩でトイレを済ませます。

ちなみに実家に帰ると、室内と室外の両方でトイレをします。ですので、私たち夫婦と一緒に暮らしている家では室内でトイレをしないのです。

自身のテリトリーは汚したくない

ある時、実家のシベリアンハスキーたちが遊びに来たことがありました。一匹がペットシーツを引いていない場所(床)にトイレをしてしまいました。後片付けをしようとするとヴィヴィアンがやってきて、おしっこされた場所に上からおしっこをしていました。

初めての事で驚きましたが、恐らくヴィヴィアンは自身のテリトリーを汚したくないと考えているようです。室内でトイレをしないのも部屋が汚れるのを嫌ったため。兄弟の犬に自身のテリトリーを汚されてしまったために、臭いを自身の臭いで上書きするためにおしっこをかけたと思われます。汚されて臭いが残るくらいならば、自分の臭いにしようと考えたのでしょう。

その時のヴィヴィアンの様子は申し訳ないような、とても悲しい表情でした。自分のテリトリーを汚したくないと強く思っている犬なのだと思えました。

外でしかトイレをしない犬の対策

犬のトイレを外でしかしないことのメリット・デメリットがありますが、デメリットを補うための対策を講じました。

悪天候の状況やお腹が緩いなどの体調不良対策

庭(ドッグラン)付きの家を建てることで、対策できました。

アパート時代は台風による強風や雷などの悪天候に怯えてリスクを冒しながら散歩に行きました。お腹を下している時は深夜に数回起こされて、トイレに連れて行かなくてはならないことも。これが結構大変で苦労しました。

しかし、自宅のドッグランがあることで飼主の負担はほぼ無くなりました。ドッグランが室内のトイレと同じ役割をしてくれます。雨などの悪天候では犬の身体は濡れてしまいますので身体を拭く手間はありますが、一分程度で済みます。本当に楽ですし、愛犬も自分の体調などに合わせてトイレ時間を調節できています。

老後のトイレ対策

こちらも庭のドッグランで解決できると考えています。唯一の不安は段差ですが、段差は二段だけなのでサポートしてあげたいと思います。

私たちの考え

私たちは愛犬に室内でのトイレトレーニングが必須だとは思いません。

室内でトイレをしたくない犬が一定数いることは事実ですし、外だけでトイレをする犬の気持ちを考えると愛犬の意思を尊重してあげたくなります。

ただし、愛犬を長時間の留守番やアパートといった生活環境に応じては必要になると思います。

トイレトレーニングを行って室内と室外の両方でトイレが出来れば、旅行などの外出時や災害での避難場所でも臨機応変に対応もできます。

間違いなく室内外の両方でトイレができた方がいいとも思います。

ですが、それでも私たち夫婦は愛犬の意思を尊重したい。

兄弟の犬に自分の室内にトイレをされて上からおしっこをかけた時の気持ちは、間違いなく自身のテリトリーを汚したくないという気持ちです。

実家に帰れば今でも室内でトイレをすることができます。我が家で室内でトイレをしない理由は部屋を綺麗に保ちたいという気持ちがあってこその行動です。

家を建てた理由は愛犬とも幸せに暮らせるようにするためです。愛犬の気持ちに応えてあげることも必要なのではないかと考えています。

まとめ

犬のトイレ事情は犬の個性と言っても過言ではありません。室外でのみトイレをする犬もいれば、室内でしかトイレができない犬もいます。

トイレトレーニングによって両方でトイレができれば、どのような場面でも臨機応変な行動ができるでしょう。

ですが、愛犬の意思を尊重してあげることも大切。そのためには飼主が愛犬のためにトイレ環境を整える必要があります。

いずれの場合でも愛犬が安心してトイレできる環境を提供してあげることが大切ですね。

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